フラッグシッププログラム実績#2 ギフトの課題を解決 クライアントはジャンボンメゾンとよっちゃん農場 1. 同じ地域の事業者でのコラボギフトを開発したい 大崎市岩出山で筍、なんばんなど野菜を生産する「よっちゃん農場」と、ハム・ソーセージを製造する食肉加工メーカー「ジャンボンメゾン」のコラボレーション商品をプロデュースしました。開発商品は筍を使ったミートローフ、よっちゃん南蛮を使ったベーコン、スペアリブ。コンセプト、ターゲットなどを固めながら今年のお歳暮での販売を目指して商品開発を行います。 2. (1)ローカルプロデューサーとしての認識 (2)クライアントの課題共有とインタビュー (3)ブランド構築へ向けたプランニング クライアントを目の前に、今起きている現状や課題、これからの目標を共有いただく。その後、ブランディング基礎講座として、ローカルプロデューサーとしての基礎知識、 今後、商品開発に必要なポイント、考え方について学ぶ。 3. よっちゃん農場でのフィールドワークにて、 生産者の活動や、想いを吸収。 差別化ポイントを探して、コンセプトを構築する。 生産者である高橋夫妻によっちゃん農場のシンボルである竹林を案内いただく。竹林までの道中、よっちゃん農場の歴史や、これまでの取り組みなどお話をお伺いし、竹林では実際に竹の収穫を体験し、自分たちの手で素材そのものに触れて差別化ポイントを探っていった。 4. コアコンセプトを考え、 それに沿ったターゲットを設定する。 現場で共感したことや、見つけた差別化ポイントをもとにコアコンセプトを検討。 その後、コンセプトに沿ったターゲットを人口動態、エリア、心理的といった3つのカテゴリで設定しターゲットを具体化させました。 5. コンセプトメイキングに比重をおきながら、 3つのチームにて、3つのデザイン案を作成することになった。 ジャンボンメゾンにて通常使用されているギフト箱を使用することに決定。 その箱の中に同梱するリーフレットを提案すことになった。 A案 (かけ紙とリーフレットの形態) 岩出⼭で⾒つけた⾁宝箱feat. よっちゃん農場 【パッケージ提案】インパクトを強調したいため、敢えてアトリエの⿊箱に巻紙包装を提案。 【提案の背景】ジャンボンメゾン先代が創業時に、海賊が⾷べる⾻付き⾁にあこがれてシャルキトリーを始めたというストーリーから、メインビジュアル、商品名に「海賊」のテイストを⼊れ込んだ。 B案 (リーフレットの形態) 守る、伝える、つながる。 【パッケージ提案】たなごころ・竹セット、たなごころ・梅セット 【提案の背景】手の想い。「ご飯に合う」ことの象徴と、日本ならではの世界観を演出する意味として、手のひらから、真心を込めて商品をお届けする意味で、「たなごころ」としました。岩出山としてもゆかりのある「竹」と「梅」を加えたセットネーミングにしている。 C案 (リーフレットの形態) 岩出山のご褒美 【パッケージ提案】岩出山のご褒美 竹やぶセット、岩出山のご褒美 なんばんセット 【提案の背景】子や孫を思う女性の優しさ、子供成長を願う母親の想いをテーマにした商品パッケージ。女性が女性に共感するポイントを意識し、中面の栞では女性が手作りしていることを強調して発信。日本の出汁をベースとしたソミュール液など、美味しさの根拠と差別化ポイントの発信も行う。※子供が1歳なので、大人が食べることを想定した訴求を行う。 6. これまで検討してきたコンセプト、ターゲット、販売戦略をプレゼン。 一人ひとり違った訴求ポイントがプレゼンされとても熱気ある発表となった。 またプレゼン後には、スポット講座「商品名の考え方やアイディアの出し方」 を現役デザイナーより実戦形式にて学んだ。 LISでの考え方 生産者と食品加工事業者の距離が近いのもローカルの特徴です。食品の裏側にある両者の関係性こそが差別化のポイントになります。その関係性を3つの視点「面白く伝える」「共感し伝える」「美味しく伝える」でアイデアを探り商品開発を行いました。 7. 最終提案に向けて、コンセプト、ゴール、解決すべき課題からターゲット、 パッケージ提案、販売戦略とパートごとに内容をブラッシュアップして、 提案資料に落とし込んでいく。 これまで個人ワーク、グループワークで培ってきたノウハウを提案書に落とし込む作業が続きます。 各グループとも平日の仕事終わりを使って深夜までプレゼン内容を検討し、企画書をまとめあげました。 8. A案 岩出⼭で⾒つけた⾁宝箱feat. よっちゃん農場 B案 守る、伝える、つながる。「たなごころセット」 C案 「岩出山のご褒美」 受講してみて 1期生 鈴木 隼人さん 普段関わる事が少ない業種のクライアントとの直接的な対話が多くの気づきを与えてくれましたね。また異業種の方達と一緒にカリキュラムに取り組めたことで、知見が広がり一人では思いつかなかったアイデアも生まれました。LISは単なる知識の習得だけではなく、ビジネスに必要な本質的な課題解決力を磨ける場所ですね。 1期生 根岸 えまさん 現地のフィールドワークや講義を通して、生産者さんやクライアントの想いに寄り添い、ともに課題に向き合い、ひとつの物語をつくりあげる。同期の参加者も、多種多様な人たちがいて、普段得ることのできない刺激をたくさんもらいました。自分の地域でも活用することができそうで、ワクワクしています。 1期生 陳 嘉良さん 架空ではない実際の生の声を聞けたことが大きい。問題を発見するノウハウが身についた! 課題を肌で感じることができて、クライアントのビジョンに共感するところからスタートできるので、現場での課題発見がしやすく、体験や実感からのアイデアが練りやすかった。 各プログラム詳細 ローカルプロデュースを目指すオンジョブトレーニング LISフラッグシップスクール 宿泊型の法人限定応用プログラム LISワーケーションプラン 出張or日帰り型の法人限定基礎プログラム LISワンデイスクール ブルーファームとの共同開発でスキルを磨く実践型プログラム LIS法人・自治体向け研修プログラム