自治体向け研修プログラム実績 #1

鮭川村・戸沢村・大蔵村の
観光振興

クライアントは3村観光連携事業協議会

1.

山形県で唯一の村である「鮭川村」「大蔵村」「戸沢村」が連携し観光客を誘客するためのツールとして、特産品でもある肉(鶏、豚、鴨)を活用したミールキットを鮭川村出身の「チエロ・エ・マーレ」矢口シェフに監修を依頼し開発。開発したミールキット3品のパッケージ開発と観光振興に繋げるブランディング戦略の立て方をオンジョブトレーニング形式で地域で観光振興を担う企業や団体にレクチャーをお願いします。

【研修プラン構築のポイント】

3村観光連携事業協議会の事業で開発したミールキットはレシピのみ完成し、パッケージやPOPなどの販促ツールは未開発の状況でした。プロジェクトの最終目標が首都圏から「鮭川村」「大蔵村」「戸沢村」へ観光客を誘客することでしたので、商品販売を通して地域の魅力を発信する手法と、現地に来てもらうための目的・動機づくりについて実例を交えながら紹介し、参加メンバーでアイデアを出す研修を企画しました。

2.

講義スケジュール

3.

ブランディングの基本は
ブランドを知ること。

知っているようで知らないブランドのことを改めて考えるため「ブランドを別の言葉で言い換えると?」という問を投げかけ、改めてブランドとは何か認識することろから講義をスタートしました。また、普段使っている商品がどのようにブランディングされているかブランドを分解しがら説明し、ワークシートを活用し地域ブランドを作る基礎的な手法をレクチャーしました。

4.

商品開発の全体のプロセス説明と
コンセプト・ターゲット設定の手法を伝授。

本事業の目的を確認し、企画を形にするために最終目的からコンセプト・ターゲット・実行案を逆算からアイデアを練りだしていくことが重要です。本プロジェクトの最終目標と目標を達成するために乗り越えるべき課題を共有し、ワークシートを活用し参加者全員で今回発売するミールキットのコンセプトとターゲットを探っていきました。

5.

ブランド名・キャチコピーを考えるヒントは
組み合わせと響き。

ブランディングで需要なのは、どのように伝えるかです。短い言葉で、より多くのイメージをもってもらえるような言葉の組み合わせと覚えやすい響きを作ることが大切です。販売する商品を参加者全員で試食し、その味の感想や、顧客にもってもらいたいブランドイメージを単語として書き出し、組み合わせ方や造語作成のアイデアなど提供しながら、それぞれがイメージするブランド名・キャッチコピーを発表しました。

LISでの考え方

デザインやブランディングは専門家に委託することも多いと思いますが、 考えるプロセスとポイントを掴むことで、企画開発の基本となるコンセプトや ターゲット・ブランド名・キャッチコピーなどのアイデアを生み出すことが可能です。 地域のことをよく知る担当者が企画の土台を自ら作ることで、 専門家と連携し、より効果的な企画やプロモーションを生み出すことが出来ます。

6.

プロジェクトの目的とゴールを設定し、
これまで課題で考えたアイデアを企画書に落とし込み、プレゼンを行いました。

7.

食卓から最上へ。
箱を開き「想い」と「人」を運ぶミールキット
MOGAmealsモガミールズ

絵本に見立てたパッケージを開くところからMOGAmealsの物語が始まる。
パッケージを開き、調理から食べるに連れて想像力を掻き立て、商品が持つ特産品の美味しさ、同梱リーフから伝わる最上の風景、
まるで新しい冒険へ誘ってくれるような方向性をデザインにて訴求する。

本プロジェクトは、ミールキットを手に取り食べて美味しいにとどまらず3村に観光に来てもらうことが最終的な狙いとなります。まずふるさと納税購入サイト、アンテナショップなどの店頭で、お客様の目を引くパッケージデザインは勿論、ミールキットを食しながら「3村に行ってみたい。」と思っていただける動機づくりが必要となります。
商品パッケージは、それぞれの商品を小説や絵本に見立て、3村の風景やその土地のストーリーをイメージさせるデザインに。3商品のデザインに統一性を持たせ、3商品をセット販売する外装箱も制作することで3村共同で開発したという特徴にもなります。またレシピリーフレットの他に、購入者限定のツアークーポンなど特典を同梱することで、より3村に行ってみたいという気持ちを駆り立てられると考えました。

担当者の声

鮭川村の矢口さん

 3村(戸沢村・鮭川村・大蔵村)の特産品を使用したミールキットに関するブランディング研修会の開催をお願いさせていただきました。参加者は地域の観光事業者や生産者で、ブランディングの基礎からターゲットとなるコア層の設定、販売戦略を学び、地域の魅力を再発見することができたと思います。また、写真撮影研修に関しては参加者から多くの質問が出るなど、大変有意義な時間となりました。3村への誘客だけでなく、最上地域のさらなる観光誘客を推進する一助となりました。

各プログラム詳細

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